自分は青森県出身ですが、
八戸市民にとっては「八戸三社大祭」が我々の祭り。
祭りの期間が重なる事もあり、案外、ねぶたを見た事がない人も居ます。
自分もそうでしたが、今回、初ねぶたに初参加で初ハネトになってやろうと。
しかもハネトライダーで。
ハネトライダーとは、
臨時サマーキャンプ場からハネト姿でバイクパレードして
ねぶたに参加するライダーの事で、
ねぶた祭りのひとつの名物となっているものです。
いきなり結論ですが、
ねぶた、見事にハマりました。
1日だけの予定が2日間ハネトに。
1日目と2日目混ざってますが以下がその様子。
臨時サマーキャンプ場の様子。
自分は3日目、観覧後にだけ泊まりました。
毎年、青森市がねぶた期間中だけバイカーとチャリダーの為に開放している
無料キャンプサイト。簡易トイレや水場。隣にはスーパーもあります。
色んな車種の県外ナンバーばかり。
中には札幌ナンバーのカブや90CCのスクーターで大阪から来た女性も。
午後4時頃。ハネト姿に。
今回、3日目以外は友人宅に泊めてもらったので、これは友人宅前。
友人は別のねぶたで太鼓を叩くので、自分はソロで参加です。
ソロで大丈夫かと心配でしたが、意外とソロの人も多いのと、
跳ねてると、話してる余裕も無くなるので問題ないです。
2日間ともこの姿のままキャンプ場まで。
5時頃、キャンプ場にて注意事項等の説明。
毎年参加するバイカーも居て、
ほとんどが県外のバイカーじゃないでしょうか?
前日、誰でも参加出来るのを知り、
急遽、隣のスーパーで衣装買って参加という方も。
(衣装はレンタル1回3千円程。買うと5千円程)
正装していればどこの誰でも申し込みナシでいつでも跳ねられる
ねぶた祭りならでは。
「野郎どもいくぞ〜っ!!」の声と共に、動き出す我々。
近くの沿道にぞくぞく集結。
2列縦隊でいよいよ出発!!
写真にはありませんが、
この青森ベイブリッジの上で先に出発したハネトチャリダーの人たちが
自分のチャリを持ち上げて声援を送ってくれたり、
沿道でも一般の人たちが手を振ってくれたり。
普段、あまり好感を持たれないバイカーですが、
とてもウェルカムな雰囲気に鳥肌が立ちます。
それもこれも、今まで理解を得られるような振る舞いをしてきた、
これまでのハネトライダー達のお陰なのでしょう。
心から感謝です。
ねぶた会場の市街地まで約20分ほどのところにバイクを停め、
バイカー達が参加させてもらう板金さんのねぶたの所まで皆でテクテク。
ドキドキしながら待っていると、ついにねぶたの登場!!
それと共に、沿道にいたハネト達もねぶたの前に繰り出し、
のろしが上がると、いよいよ始まります!!
ラッセーラ!!ラッセーラ!!
ラッセラッセーラッセーラ!!
沿道でも煽ってくれます!!
ハネトは浴衣に沢山の鈴を付けていて、
ハネトが落とした鈴を拾うと幸運と言われているので、
鈴を狙うおばちゃんやこども達も。
自分は1日目は板金さん、
2日目は友達が太鼓を叩くねぶたで跳ねましたが、
それぞれで雰囲気が全く違います。
板金さんはバイカーやチャリダー達がお囃子関係なく、
凄い勢いで最初から最後まで跳ねまくり!!
友達の方はお囃子に合わせる感じで奇麗に跳ねる正統派な雰囲気。
汗だくになるので、ジョグ用のiphoneケースが思いのほか役にたちました。
それを見た自衛隊ねぶたに参加する米兵ハネトが「ipad!!」って。
通りすがりにがっちり握手。
いや、iphoneだよ。
2時間、約2キロを跳ねまくりながら市街地を一周し、
スタート地点に戻ってきたころ、再びのろしがあがり、
終了の合図。
足は使った事のない筋肉が悲鳴をあげます。
でも、一度跳ねてしまうと、また跳ねたくなる不思議な祭り。
ねぶたを観にいかれる機会があったら是非、ハネトで参加をお薦めします。